Educational Development
教育開発とは
教育開発(Educational Development)とは、授業・教授法の開発、プログラム・カリキュラムの開発、組織・制度・規則の構築、教職員の能力開発に関わる取り組みのことです。勤務先である大阪大学だけではなく、他の大学、短大、高等専門学校といった高等教育機関を中心に、教職員向けの研修やコンサルティングを行っています。その他、高等教育関係の学術団体(教育学系や看護学系の学会等)、外部評価組織、教育関係企業、行政組織(文部科学省等)、病院(看護師等)の教職員も対象としています。以下では、これまで担当してきたプログラムを掲載しています。
授業・教授法に関するプログラム
番号 | 内容 | 標準時間(時間) | 研修形態 |
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A1 | 授業デザインワークショップ | 18 | ミニ講義、グループワーク、模擬授業 |
授業のニーズ把握、シラバスの書き方、講義法の基礎、成績評価法等、授業担当に必要な要素を体系的に学びます。初任者に推奨。宿泊型で2日(研修会場は貴学でご用意下さい)、通い型で2日半が標準日数。下記の2種類のコースのいずれかを選択下さい。 |
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A2 | 授業時間外学習を促すシラバスの書き方 | 2~2.5 | 講義、個人ワーク |
シラバスの役割、目的・目標・評価方法の書き方、効果的なスケジューリングの技法を学びます。シラバスを持参してもらい、その場で書き直しをしながら学んでいただきます。2.5時間あれば、ペアでのブラッシュアップのワークを追加可能。 | |||
A3 | 海外で通用する英文シラバスの書き方 | 2~2.5 | 講義、個人ワーク |
日本のシラバスは、海外で一般的なシラバスとは異なっています。何が違うのか、どこを変えればよいのか。大学のグローバル化が進む中、海外でも通用する英文シラバスを書く方法を習得します。2.5時間あれば、ペアでのブラッシュアップのワークを追加可能。 | |||
A4 | 学びを可視化するグラフィック・シラバス | 2.5 | 講義、個人ワーク |
グラフィック・シラバスとは、授業の構造を図示化したものです。これを作ることによって、教員にとっては授業内容の整理と精選、学生にとっては学習の理解促進や記憶の定着に有効です。シラバスを持参してもらい、その場でグラフィック・シラバスを作成します。ペアでのブラッシュアップワークも行う。A2との連続開催も効果的。 | |||
A5 | 授業に活かせる理解と記憶と動機づけの教育学 | 4 | 講義、グループ討論 |
講義においては知識の定着が主たる教育目標となります。そのためには、理解・記憶・動機づけについて、教員が理解した上で授業をデザインする必要があります。認知心理学、学習心理学の理論に基づいてそれらを学び、授業での応用可能性を考えます。「理解と記憶」と「動機づけ(学習意欲)」を2時間に分けて実施することも可能。暗記重視型科目、資格系科目を担当する教員に推奨。 |
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A6 | モチベーション(動機づけ)入門 | 2 | 講義、グループ討論 |
知識の定着にはモチベーションの向上と維持が不可欠です。心理学、経営学におけるモチベーション理論を学び、授業での応用可能性を考えます。教壇に立つすべての教員に推奨。古典的な内発的、外発的動機づけの理論に加えて、12の理論をアクティブに学びます。部下の指導に悩む管理職や職員にも推奨。 |
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A7 | 大学教員のためのプレゼンテーション入門 | 2~3 | 講義、グループ討論 |
人前で話すための基本的な技能のトレーニング。プレゼンとは何か、効果的なプレゼン8つの鉄則、目線・視線・姿勢・発声方法といった技法、わかりやすい内容構成の方法について学びます。教える経験がない、少ないという教員、学生にプレゼンテーション指導をしている教員の方に推奨します。3時間あればミニ模擬授業の時間を挿入することが可能です。 |
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A8 | 大人数講義法をもっと魅力的にする30の技法 | 2 | 講義、グループ討論 |
大人数の講義法は数ある教育技法の中でも最も難易度の高いものです。大人数講義の担当者からは、「私語が多い」「資料配布やレポート採点がたいへん」という声が聞かれます。一方で、150人を超えると学生の満足度は高まるというデータもあります。大人数講義の特殊性を理解し、大人数を逆手に取る発想を用いれば、その雰囲気を変えることも可能です。今回は、誰にでも実践可能な30の授業技法を紹介しながら、大人数講義をもっと魅力的にする方法を考えます。 |
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A9 | アクティブ・ラーニングを促す30の技法 | 2 | 講義、マイクロティーチング |
アクティブ・ラーニングについての正しい理解を踏まえた後、討議法、反転授業、PBLなど、30の講義法以外の多様な教育技法を学びます。その上でアクティブ・ラーニングを取り入れた、自らの授業計画を立案し、グループ内でブラッシュアップを行う。30分追加することで授業計画を全体で共有する時間を延長。 |
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A10 | 「振り返り」を通して深い学びを促すディープ・ラーニング入門 | 2 | 講義、ペア・グループワーク |
ディープ・ラーニングについて正しく理解した後、深い思考をもたらす問答法の技術、リフレクションを重視した教育技法を学びます。その上でディープ・ラーニングを取り入れた、自らの授業計画を立案し、グループ内でブラッシュアップを行う。 |
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A11 | 探究学習入門 | 2.5 | 講義、グループワーク |
学生の主体的な学びを促進するためには、探究を基盤とした学習(Inquiry-Based |
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A12 | 学習評価の基本 | 2 | 講義、グループワーク |
皆さんはどのような方法で、学生の学習を評価していますか。評価を変えることで、学生の学習時間や方法を大きく変えることができます。本プログラムでは、学習評価の原則、学習評価の公平性、学習評価の厳密化と効率化のためのツール、さまざまな評価方法、コピー&ペーストを防ぐ方法について学びます。改めてご自身の学習評価方法を見直し、公平性・厳密性と効率性の両方を満たすものにするためのヒントを持ち帰ることができます。 |
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A13 | パフォーマンス評価入門 | 2 | 講義、グループワーク |
知識や情報を伝達するだけの授業の見直しが求められています。21世紀に生きる世代には、コミュニケーション、チームワーク、問題発見、問題解決といった汎用的な力が必要であり、それらの能力を育成する授業への転換が始まっています。しかしながら、そのような能力をいったいどのように評価したら良いのでしょうか。従来のようなテストやレポートでの評価には限界があります。本セミナーでは、ルーブリック評価、ポートフォリオ評価、コンセプトマップ、リフレクションシートを使った自己評価・ピア評価など、学習成果(パフォーマンス)を可視化する新しい評価について学びます。 |
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A14 | 大学で教える人のためのルーブリック評価入門 | 2.5 | 講義、グループワーク |
評価に使えるルーブリックを作成する。ルーブリックとは、学生の学習を促し、公平で、採点時間を短縮する評価方法。参加者PC持参、もしくはPC教室での実施が望ましいが、紙上での作業も可能。30分延長が可能であれば、作成やブラッシュアップの時間を延長。 |
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A15 | 大学のプログラム評価者のためのルーブリック評価入門 | 2 | 講義、ペア・グループワーク |
プログラム・プロジェクト・カリキュラム評価に使える、ルーブリックを作成する。ルーブリックとは、学生の学習を促し、公平で、評価時間を短縮する評価方法。DPに示された各種能力をもとにルーブリックを作成する。参加者PC持参、もしくはPC教室での実施が望ましいが、紙上での作業も可能。30分延長が可能であれば、作成やブラッシュアップの時間を延長。 |
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A16 | ルーブリック・モデレーション・ワークショップ | 1.5 | 講義、実習 |
ルーブリックを使って、実際にレポートの評価を行う参加型の研修です。採点者間で評価にばらつきがあれば調整を行います(モデレーション)。実習レポートや卒論、カリキュラムなど複数教員間で学習成果の評価を行う可能性がある場合に推奨。 |
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A17 | 第1回目の授業でやるべきこと | 2 | 講義、実習 |
第1回目の授業を、オリエンテーションをして早めに終了したり、概要はすでにシラバスに掲載していることを理由にすぐに授業を開始してしまっていませんか? 第1回目の授業は、学生の学習動機を高めるために、重要な機会です。第一に人間関係の緊張関係を低減すること、第二に学習動機の緊張関係を高めること(具体的には、学期内の授業が終わるまで継続して知的探究心を維持するコース・クエスチョンを問いかけること)で、学生の学習のスタートをより刺激的なものとすることができます。 |
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A18 | 実習指導法の基礎 | 2 | 講義、実習 |
行動分析学を基盤にしながら、医療・福祉・教育系科目における実習指導法を学ぶ。見せて・やらせて・確認させる、モデルを見つけさせる、誉めるコツ・叱るコツなど。理工系科目における実習指導、個別面談指導、ゼミ指導、問題行動の注意・指導などにも応用可能。 |
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A19 | 授業のお悩み解決!ワークショップ | 2 | 講義、マイクロティーチング |
授業に関する悩みを聞き出し、その場で解説を加えながら説明をしていく、臨場感あるインタラクティブセッション。質問法を使ったモデル授業にもなる。初任者に推奨。新任教員オリエンテーションの一部として組み入れるのも効果的。 |
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A20 |
先輩が後輩を指導する研究室教育のコツ | 2 | 講義、個人ワーク |
研究室教育の特徴、ラボ・ポリシー作成、先輩が後輩を指導するシステム、年間スケジュールづくりについて。 |
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A21 |
プロジェクト・マネジメントを活用した卒論・修論指導 | 3 | 講義、個人ワーク |
教員・院生の人間関係構築、双方による指導方法の確認、プロジェクト・マネジメント手法を論文作成指導に応用する。Work Breakdown Structure(WBS)を使った工程表を作成する。 |
カリキュラムに関するプログラム
番号 | 内容 | 標準時間(時間) | 研修形態 |
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B1 | 3つのポリシーの開発と一貫性構築手法 | 2 or 6 | 講義、ワーク |
3つのポリシーの見直しのポイント。2時間の場合、講義+ミニワーク(3つのポリシーの見直し)形式。できるだけ多くの構成員への周知を目的とした研修に最適。6時間の場合、それに加えて、各学部・学科代表者によるカリキュラム・ツリー作成ワークショップを追加。 | |||
B2 | カリキュラム・ツリー(マップ)作成ワークショップ | 4 | ミニ講義、ワーク |
各学部・学科代表者によるカリキュラム・ツリー作成ワークショップ。各学科4名程度の参加がベスト。模造紙・科目シール・ポストイットを使って、2時間のグループワーク。その前に作成手順のミニ講義、終了後にポスターセッションとフィードバック。 | |||
B3 | カリキュラム評価ワークショップ | 4 | ミニ講義、ワーク |
各学部・学科代表者によるカリキュラム評価手法(カリキュラム・アセスメント・ポリシー)の策定ならびに、簡単な評価の実際を体験する。各種評価手法の紹介、自学科のDPに合わせて選択する方法について学ぶ。 | |||
B4 | カリキュラム・デザインの原理と手法 | 2 or 6 | 講義、グループワーク |
3つのポリシーを整備が完了し、評価も行った後に、実際にどのようにカリキュラムを作り直していけばよいかを考える視点を学ぶ。バックワードデザイン、スコープとシークエンスといった設計にあたっての留意事項を学び、カリキュラムのグッドデザイン事例、所属組織のカリキュラムの現状分析。3つのポリシーが.整備されていることが条件。6時間の場合、カリキュラムマップ作成もしくはDPブレイクダウンのワークを追加。 |
大学教員の能力開発に関するプログラム
番号 | 内容 | 標準時間(時間) | 研修形態 |
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C1 | ファカルティ・ディベロップメント入門 | 2 | 講義、ミニ・グループワーク |
FDの歴史、世界のFD、FDの定義、様々な大学教員能力開発プログラムやサービス、FDマップの紹介等について。自大学FDの見直しの時間を含む。 | |||
C2 | FDニーズ分析ワークショップ | 3 | ミニ講義、ワークショップ |
FD概論に関するミニ講義の後、FDニーズを学部、学科の教員に参加してもらい行う。学生、教員、社会からのニーズを考え、今後数年間でどのようなFDプログラムが必要かをプランニングする。 | |||
C3 | 効果的な公開授業の進め方 | 2 or 4 | 講義、グループワーク |
公開授業がうまくいかない理由、模擬授業と模擬授業研究会、効果的な実施方法。4時間の場合、模擬公開授業ならびに公開授業チェックリスト作成ワークを追加。 | |||
C4 | 効果的な授業アンケートの活用方法 | 2 or 4 | 講義、グループワーク |
授業アンケートの歴史、授業アンケートの見直しの視点、効果的な実施方法。4時間の場合、授業アンケートの名称・項目・実施方法・活用方法の見直し案作成ワークを追加。 | |||
C5 | 授業コンサルテーションの進め方 | 2 or 4 | ミニ講義、ロールプレイ |
学生からの意見収集法、クライアントへの対応スキル・心構え。4時間の場合、ロールプレイングを追加。FD担当者向け研修。 | |||
C6 | FDの効果測定ワークショップ | 2 | 講義、個人・ペアワーク |
研修効果測定の基礎理論、FD評価の困難点、FD評価のケーススタディ。FD担当者向け研修 | |||
C7 | FDマップの活用と作成方法 | 2 or6 | 講義、ワークショップ |
FDマップ(大学教員に求められる職業能力リスト)の意義、活用方法について。能力リストの一部を開発するミニワーク含む。6時間の場合、教育・研究・マネジメント領域毎に求められる能力のリストアップ作業を追加。 | |||
C8 | ティーチング・ポートフォリオ入門 | 1.5 or 3 | 講義、個人・ペアワーク |
教育業績価の必要性、ティーチング・ポートフォリオ・ワークショップの事例、メンターの重要性と育成。3時間の場合、教育哲学や教育手法を書き出すミニ・ワークショップを追加。 |
管理職・大学職員の能力開発に関するプログラム
番号 | 内容 | 標準時間(時間) | 研修形態 |
---|---|---|---|
D1 | プロフェッショナル大学職員への道 | 2 | 講義、ミニ・グループワーク |
FDの歴史、世界のFD、FDの定義、様々な大学教員能力開発プログラムやサービス、FDマップの紹介等について。自大学FDの見直しの時間を含む。 | |||
D2 | 大学管理職のためのリーダーシップ論 | 2 | 講義、ミニ・グループワーク |
リーダーシップ論の系譜、2010年代のリーダーシップ論、ビジネスリーダーとアカデミックリーダーの違い、職場の課題と解決法の模索。 |
コンサルテーション
番号 | 内容 | 標準時間(時間) | 研修形態 |
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E1 | カリキュラムコンサルテーション | 2~6 | コンサルテーション |
大学管理職、FD委員会などを対象にして、事前にいただいた資料の分析をもとにカリキュラムの現状診断、今後の課題に関する相談、情報提供、アドバイジング。 | |||
E2 | FDコンサルテーション | 2~6 | コンサルテーション |
大学管理職、FD委員会などを対象にして、事前にいただいた資料の分析をもとにFDやプレFDに関する貴学の現状診断、今後の課題に関する相談、情報提供、アドバイジング。 |